物乞いの待ち伏せ

ジョージア共和国入国から3ヶ月が経過しようと言う所で、外国に3ヶ月以上滞在する日本人は在留届を滞在地管轄の大使館に提出する義務有りと言うのを思い出し、在留届提出の為にはるばる日本大使館が有る首都Tbilisiに来たのだが。http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/
日本大使館で用紙を提出すると住所の変更も出国&帰国手続きも同じ大使館で用紙を提出しなければ出来なくなるので、結局インターネットで在留届を提出した。すると、

「当館としては,緊急時における邦人保護活動のため,現在約45名の限られた日本人コミュニティの皆様一人一人について,よく把握しておく必要があると考えています。
しかも,そのほとんどの方が首都トビリシに在住している一方,赤堀様は当館で把握する限り(在留届提出済みの方)では,唯一のバトゥミ在住の在留邦人であり,会ってお話を聞くということはなかなか難しいかと思われます。
在留届には無職と記載されておりましたが,差し支えなければ今後の予定(仕事を立ち上げるor探す,単に休養する等)をご教示いただければ幸甚です。」

と書かれたE-mailが日本大使館から届く。在留届の為にわざわざトビリシに来ていながら電子届出システムを利用してしまい、「会ってお話を聞くということはなかなか難しいかと思われます。」と言うお返事が来てしまったので取り敢えず大使館へ出向する。ベオグラードでは、日本語が分からない現地警察官の門番から「用が無いなら大使館に来るな!寄るな!」と言う対応をされたけれども(隣に中国文化センターも出来るし何気にテロ防止対策かと)トビリシではそんな現地警察官の立入禁止的対応も無かった。しかしながら業務時間内に窓口で対応するスタッフが不在で、ほんの1ヶ月前迄日本で普通の警察官だったと言う大使館スタッフが事情聴取に外から入って来た。今後の予定を知らせる様に大使館からメールが来たけれども予定が無い、と言ったが、どうやら旅レジは外務省が収集する物で、大使館がそれを操作することは無いが、在留届はその情報を大使館が直接管理し変更を加える物で、大使館側が更なる情報提供を本人に求める事が出来ると言うお話であった。

ジョージア共和国の日本大使館に在留届を出している45人の内、1人がクタイシの他は、全員首都トビリシの住所で在留届を提出しているそうだ。遂にBatumiにも日本人が来る様に成ったか、と話されていたけれども、在留届を出している45人のうち20人は大使館に勤務している職員とその家族で、残りの25人の1/3はBalletダンサー、その他は15人程度しか在留届を提出していないとのこと。インド等で見られるボランティア活動の為に長期滞在している日本人もゼロ。ジョージア共和国の大学に通っている日本人は一名居るか居ないか。トヨタの駐在員や退職後に長期滞在されている人は居るそうだけれども、そう何家族も日本人はグルジアに住んでいないと言う事に成る。まだ1年のビザ無し滞在が許可されて何年も経っていないから誰も知らないのかも知れないが。その警察官の事情聴取の様子から言って、何をするつもりなのか知らないけどあんたはやっぱり邪魔だ、と言う対応で、長期滞在者の取り締まりの強化の為に警察官が日本から派遣されて来ていると思った。

ジョージア共和国は貧しい。はっきり言って食べ物も噂ほど美味しくは無く、トビリシに住む人の顔色もベオグラードより悪い。外国人観光客を呼ぶ為に1年の無査証滞在が可能に成っているにも拘わらず外国人観光客が多くは無く、何処の宿も閑古鳥が鳴いている。しかし面子の為か宿に行くと大急ぎで友達知り合いを呼んで繁盛しているふりをする。観光客が入った宿の前で物乞いが待ち伏せするのも恐い。宿から出る時には居ないのに帰って来る時には待っている。宿のスタッフが毎回何処へ行くか聞くのだが、それに応じた時間で物乞いに待たせるらしい。ターゲットは一人だからまるでストーカーの様に待ち伏せするのが不気味で、自分だけをターゲットにお金をねだるので無ければ物乞いにはお金を出しているreechoも、ずっとお前だけの為に待って居たと飛び付いて来る物乞いからは思わず逃げてしまう。しかし、その普通では無いストーカー的物乞いにお金を出さないと、イジメの対象に成るから気を付けないといけない。あいつは物乞いにお金を出さないケチだから、と宿の値段を1.5倍にするとか、何をしにこの国に滞在しているのだと執拗に質問して邪魔者扱いしたり、この国に利益をもたらさないお前こそが物乞いだと貶し始める訳だ。
あいつは物乞いに金を出さないケチだ、この国にサービスしない人間は追い出せ!と言われない為にも、ストーカーの様に自分だけを待ち伏せする物乞いには気を付けてお金を渡さなければ成らない。

この国で働こうと言う外国人もこの国の人にとっては競争相手としか映らず迷惑なのである。現地人の仕事を創出する日本人はいないのだろうか。主要輸出相手国だったロシアがグルジアからの輸入を全面停止した為、ロシアに代わる輸出先を探しているそうだが、ワインを日本で売る為に農家と契約している日本人は居るけれども、ジョージア共和国には居住していないらしい。

現地人の仕事を全く奪わないで出来るボランティア活動とか、これから考えて見たい、と大使館の警察官に言っては見たが、物乞いに金出さない人間がどうしてボランティアなど出来るものか、的なせせら笑いを感じてしまい、やっぱりストーカー的な一人ターゲットの物乞いと、突然前触れも無く宿代を跳ね上げるホステルスタッフにも文句を言わずにお金を出さないと大変だ、と思わされた次第。

その明治大学法学部卒の第2種警察官と仰る方は、この国で何をするのか予定を立てずに来るなんて本当にしょうがない人ですね、と呆れた対応をするけれども、この国の需要を知らずに好き勝手に仕事を始めるよりも、この国に必要な事を調べる方が先ではないのかと思わされた。長期滞在しなければその国は見えて来ない。長期滞在が許せない、と言う表情を見せる、まるで成功して欲しくない対応、と言ったら失礼だが、日本に帰国させる事しか考えていない警察官に、少々不愉快な思いをさせられた。

インドは6カ国ある感じで、1ヶ国につき1ヶ月滞在していたら軽く半年になりますけど宿を移動する度に在留届の住所を変更するのも面倒じゃないですか、と言ったら、E-mailで変更を受け付けますからこまめに提出して下さいとの事だった。しかしながら、1ヶ国につき1ヶ月と言う表現にもブチ切れそうな怒りを表現していたし、長期の外国滞在は日本人として許さない、仕事をしないで外国で遊んでいる人間は日本人としての義務を怠っていると目くじらを立てなければ成らない立場であるらしかった。日本人は厳しいし、日本で仕事もしたくないので日本に帰りたくない、と言ったら純粋に笑われたが、日本人は律儀に仕事をこなすなぁ、と思わされた。

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クリスマス

今日1月7日はグルジア共和国のクリスマスでこの国では毎年1月7日が祝日と決められているらしい。暑い日に産まれているからキリストの誕生は夏である、と竹内睦泰先生は仰っているけれども、人は無い物を想像し創造し勝手に喜ぶのだ。真実などどうでも良い、真実は無い方が都合が良いから消しておこう、と言う感じ。言論の自由など存在してはならない。神に逆らう者は死あるのみ。そもそも信仰する者の気分を害するなど失礼ではないか。

神の為に自分の命を捧げる人には神の誕生日は自分の誕生日以上の価値が有る様子。信じる者は救われるのか。信じれば、信じる者にしか存在しない物が享受出来る、と言うことか。信じない人には無い物が、信じる人には存在するならば、それは、自分で創り出しているのと違うのか。信仰が、存在しない物を無理矢理作り出しているのと違うのか。「世界の終わり(人類の滅亡)」すら、信仰が作り出したフィクションではないのか。何故我々は自分達が信じない神に従わなければならないのか。政治的にも宗教的にも運命学的にも弱者であることが悔しい。

それでもクリスマスだから、と特別に浮かれた気分で挨拶してしまうお調子者。

新年のご挨拶

日本に帰っても普通に仕事が出来る程健康でも無く。この1年間、ほぼ毎日15時間は寝ていて、ドミトリーに居ると同室の人からも健康を心配されて苦しい。顔色が悪いからなぁ……。Batumiでは特に、色々な食べ物に神経を麻痺させる物が含まれているらしくて呂律が回らなくなります。どうぞバトゥーミで長期滞在して見て下さい。きっと体調壊れます。