盗む人

日本人かと思って声を掛けたらフィリピン人だった。日本人に似ている外国人を見かけたら、取り敢えず「ユダヤ人ですか?」と聞く事にしている。「あら、何で分かるのかしら!」と驚きながら喜ぶ人も居るので取り敢えずサービス精神でユダヤ人か否かを問う事にしている。

道端でパンをかじっていたら傍でコーラを飲み始めた警備員。近くの銀行で働いていて1ヶ月の給料が500BAM(≒250€)とか。reechoが泊まっている宿の代金で1ヶ月分の給料の9割が消えると知るや、自分を指差してBoyfriend!と言う。みすぼらしい外観だから(シャワーも大抵数日間は浴びない、服も一週間は着替えない、ついでに歯が足りない)、宿に泊まっていない浮浪者、物乞いを疑われる事が多いけれど。立派に見える紳士淑女に後ろから買物袋を切られて財布を抜かれたり、物乞いに付きまとわれたり、レジで失敗を装って二重にScanされたりする事が重なると、街の人の大半が物乞いに見えて来る。物価が日本の60%でも、現地人の感覚では日本の3倍以上だから、案外沢山の人が物を盗むのかも知れない。矢鱈に外国人の盗みを疑う人達の常識がちょっと恐くなってしまった。

街の人達は態度が小さい恥ずかしがりなのだけれども、人のこき下ろし方がインドっぽくて、一見兎の様に物静かだから余計にぎょっとさせられる。魔法使いも中国・インド以上に多い気がします in 不思議の国Sarajevo.

reechoは硬いfloorに寝るのが好きでシートを敷いてfloorに寝転がるのだが、セルビアでは偉く高圧的に注意されるけれども此処では何も言われない。ベッドも使わずに寝るので一人多く客を入れられて単純に喜ばれている。汚い事を何とも思わないと言うのも一長一短と言うか、人によっては心地よく、場合によっては我慢出来ない事に成る訳だ。ただreechoは人をこき下ろす方法が汚いのが気に成って仕方が無い。

こちらのブログは修正回数の少ないラフな書き殴りと言う位置付けで、修正を加えるのが簡単な旧ブログ(rieconomics.blogspot.com)にこれからも追加していく予定です。旧ブログは平均すると一度の更新につき20回以上の訂正を加えていますがこちらは訂正が面倒でそれ程の訂正を加えないので旧ブログよりも更に無確認の間違いが多いです。どうぞ疑ってください。

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