千本桜を考える

reechoが初めて「千本桜」のボーカロイドを聞いたのは、2012年春、昆明理工大学に留学したばかりの頃、学生宿舎で同室の中国人と1ヶ月の使用量に上限があるWiFiを共有する為に遠慮してパソコンを全く使っていなかった頃に聞いていたラジオ放送だった。昆明のローカル局で紹介される日本の歌謡曲の少なくとも2/3は生身の日本人の声では無く、しかも日本語が何だか可笑しいので、日本の著作権は高いから、中国で生産したボーカロイド曲を日本の歌謡曲と偽って放送しているのだろうと思っていた。「千本桜」がかなり頻繁に耳に入って来たけれども、おもちゃの様な安っぽい声でハチャメチャな日本をリスナーの脳裏に擦り込もうという魂胆かとどうにも怒りが湧いた。劣悪な日本の売り込みが目的なのか、単に儲けたいだけなのか知らないが、旧ブログでも紹介した通り、恐らく昆明市で一番日本語の参考書の扱いが多い雲南師範大学横の清華書店でも、日本人の名前で執筆されているハチャメチャな日本語の参考書が堂々と何種類も陳列されていて、中国人が日本人を偽るのは当たり前だから気にしない様に努めようと、オカシイ日本語の歌を流す昆明のラジオも聞かなく成った。

その「千本桜」が今と成っては知らない人がいない程の超人気である。そんなに人気なら、と今更真似して自分で歌い録音しながら何度か聞き、何故この歌が良いのか考えていたら(後ろに楽器の音があるとイメージが変わり過ぎるけれども)微妙に宇宙戦艦ヤマトの主題歌に似ている気がして来た。reechoが今バージョンアップ中の「倒錯の歌」が「ラ・クカラーチャ(The Cockroach)」を模した様に、メロディーの上がり下がりを逆にすると似ている曲とは思わないけれども、reechoの記憶の中では、宇宙戦艦ヤマト以上に千本桜に近い曲が今のところ無い。知っている歌の数が恐ろしく少ないので容赦されたいのだが、幼稚園の発表会で戦艦ヤマトの主題歌を歌わされた際にも、テレビを見ていないので歌詞を知らずに皆が歌える中で歌えないのが苦痛だった。逆に幼稚園で歌わされなければ今思い出す事も無いだろう。無意識に口をついて出てくるラ・クカラーチャを模した歌を作りたいと思ったのは、西六郷少年少女合唱団の鎌田先生と親しかった祖母が毎年貰っていた発表会のLPに、毎年の様に収録されているのを何度も聞いていたからである。名曲だから歌詞にポンコツ車のスラング(ゴキブリ:クカラーチャ)が入っていても歌い継がれてしまうのだ。

千本桜の歌詞については先ず「来来楽楽反戦国家」と聞こえる所に於いて、気安く中国人を日本に誘って爆買いさせているのを忌々しく思っている人が書いていると思わされる。「いらっしゃい、いらっしゃい」を直訳して来来であるからには日本語をその気になって翻訳している中国人かと思わせながら、「日の丸印の二輪車転がし」は暴走族のことで、バイクを転がすと表現出来るのは一体誰だろうかと考えさせる。少年少女戦国夢想の夢想の「む」を強く発音すれば武装に聞こえ。東奔西走が東方戦争に、青藍の空が戦乱の空に、光線銃が交戦銃に、撃ちまくれと中国人が日本人に命令するのも変な話なのだが、だってお前らそうなんだから、と日本人のフリをして日本人を馬鹿にしている様な厭味を感じてしまった。ICBMの意味を調べたら大陸間弾道ミサイルのこととか。他国民を蔑視する日本人を死刑にしたいと思っている人でなければ断頭台など出て来ないだろう。将校と花魁を並べたり宴が檻に成る等は、女と遊べる宴を開けば即刻拘束&死刑にされた中国ならではの発想とも言うべきか。中国では死刑囚を見世物として街中を歩かせてよく見える断頭台で首を刎ねる文化がある。花魁の見た目は将校とは、将校を見世物にして歩かせてから断頭台に乗せると言う意味。どいつもこいつもみんな集めればみんなまとめて断頭台へ進めと言うこと。ともかく日本が中国にとってどう見えるのか、日本をどう見たいのかを歌っている曲である。

そしてreechoに言わせると使っているメロディーが宇宙戦艦ヤマトである。中国人による単なる厭味としては少々出来過ぎていて、日本人の協力が見られる気がしないでも無いが、狙った恋の落とし方。と同様に、よくそこまでこだわったと感心してしまう。

reechoが勝手に似ている気がしている宇宙戦艦ヤマトの主題歌がまた曰くのある歌だそうで、軍国主義的と言う理由で3番4番がずっと公開されていなかったらしい。自然環境の永続を願う平和的な3番を問題視する理由が良く分からない。

reechoは幼稚園の発表会では同級全員で宇宙戦艦ヤマトの一番だけを演奏&合唱したのだが、友達讃歌(これも元軍歌)を歌いながら列を移動したりもした。練習が厳しくて当日は呆気なく終わった記憶がある。当時にしては結構凄い幼稚園で、音楽室には電子オルガンが40人超えのクラス全員分存在し、鼓笛隊が街を行進する為の本格的な楽器が全員分(軽く120以上?)存在した。
ネイティブの講師を招いた英語学習まであったあの幼稚園の教育には、外国人や英語に対して偏見を持たずに済んだと言う意味で、今でも感謝している。記憶量は嘆かわしい少なさだけれども、記憶の質は高いと自負してしまう。

考えて見れば中国でボカロ曲が沢山流れていたのも日本によるVocaloidSoftware売り込み政策だったのかも知れない。中国で一般の日本の音楽を流しても不正コピーの海賊版が出るだけで正規版は売れない。ボカロソフトの海賊版は流石にまだ無いだろう。和楽器バンドもそうなのだが、PPAPの人気の裏にも何かボーカロイドのソフトウェアを売る為の計画が垣間見られる。もっと沢山の人に気軽に歌を作ってYouTubeにアップして欲しいと言う感じで。ついついreechoもそのPPAPの拙さが受けるのなら、と普通は拙さを気にして始められないところから始めてしまった。倒錯の歌の変更で新しい旋律を入れてから、事後的にその新しい箇所が「ふられ気分でロックンロール」に若干似ていると気づき、そのTomCatが表に出なくなったのも丁度ヤマハ発動機とヤマハ楽器(特に電子楽器部門)が経営不振で倒産寸前だったと言う噂もある時期に重なり、どのスターも企業かヤクザが政治的に金を注いで売っているだけと思わされてしまう。ピコ太郎が説明的に日本のヤクザの格好をして売れているのが厭味に見えるのだが突き放せば厭味も笑いに成るらしい。ただやはり黒うさPはイルミナティ直下の凄みがある。六兆年と一夜物語では中国で鬼子(化け物の意味)と呼ばれる日本人がユダヤ人に手を引かれて夕焼けの中に消えて行くとか。一人では無くてチームを組んでヒットさせるべくレールを敷いている様で、軍事機密が有りそうなこの人?の歌は怖い。この人の歌の中では、地球を守る為に戦って死んじゃいますからね。宇宙戦艦ヤマトに似ているなんて言うのはreechoだけかも知れないけれど。

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